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粉体塗料とは顔料、添加剤、樹脂などを細かく粉砕しパウダー状にしたものを粉体塗料といいます。有機溶剤を使用しないため、健康被害、環境汚染などにも配慮できる次世代のエコ塗料です。また、塗料の回収再利用ができることからロスが減り、コスト削減を実現することが可能です。
粉体塗料は静電気を利用して被塗物に塗料を付着させます。
油脂成分や錆などを取り除き、水切り乾燥後、専用のガンで塗料を付着させます。
180℃〜200℃の高温に加熱した乾燥炉で焼付け乾燥処理します。
また、近年では160℃〜180℃の低温で加熱する処理工程もあります。
乾燥後、膜厚と光沢の検査をし塗装完了となります。
粉体塗装では、一度の塗装で厚膜での形成をすることができます。その際の膜厚は、静電粉体塗装法で最大150µmにも達し、溶剤塗装の膜厚約20µmと比較すると数倍の厚みに相当します。また、焼付塗装の一種であることから、塗膜自体の強度が高く、柔軟性にもすぐれます。
静電気によって塗料を付着させる粉体塗料の塗装方法は、複雑な形状の対象物に対してもスムーズに均一に塗料を付着させることができます。溶剤塗装と比較して作業時間の短縮に繋がり生産効率の向上に繋げることができます。
多くの塗装で使用されている溶剤塗料には揮発性有機化合物(VOC)である有機溶剤が含まれます。VOCは大気汚染の原因である光化学スモッグを発生させ、環境汚染の原因となります。また、シックハウス症候群など人体にも悪影響を与える原因です。粉体塗料はこの有機溶剤を使わないため、環境や身体に優しい安心安全の塗料と言われてます。
有機溶剤不要の粉体塗料は、塗料の回収再生利用が可能となるため塗装時の塗料ロスを削減することができ、塗装作業性が大変優れているため塗装コストの削減にも繋げることが可能です。
粉体塗装の塗膜は、耐食性・耐候性・耐薬品性などの性能にも優れています。粉体塗装では、その性質から塗膜が厚く、ピンホール(塗装面に生じる小さな穴)が少ないため、被塗物が空気に触れにくく、錆にくいという特徴もあります。